2012年2月9日木曜日

本坊酒造 信州マルス蒸留所がウイスキー蒸留を再開!

2011年2月、信州マルス蒸留所(長野県上伊那郡宮田村)では、19年ぶりにウイスキーの蒸留を再開しました。

1949年、鹿児島にてウイスキー製造免許を取得。
1960年国産ウイスキー創生の一翼を担った岩井喜一郎氏の設計・指導の下”竹鶴レポート”を参考に山梨工場(現・山梨マルスワイナリー)での本格的ウイスキー造りを開始。
1985年信州工場(現・信州マルスウイスキー蒸留所)の竣工に伴い蒸留器など設備を移設。原点に忠実に本物のウイスキー造りに情熱を注いできました。

しかし、1992年を最後にモルト蒸留の休止を余儀なくされていたのですが、岩井氏設計の蒸留器が稼動して半世紀あまり、これまでの国産ウイスキーとしての歴史的系譜と貴重なモルト原酒を所有していることから再稼動を検討。ウイスキー需要が回復傾向にあることから、伝統ある蒸留器から将来に渡って安定したモルト原酒を供給すべく蒸留が再開されました。

信州ファクトリー蒸留所では、蒸留器をはじめウイスキー設備についての点検、整備を2010年に完了しており、再稼動を待つだけとなっていました。晴れて2011年2月よりウイスキーモルト原酒の蒸留再開!国産ウイスキーの世界がまたひとつ広がりました。

長期に保存されていたモルト原酒は、2007年シングルカスク・ウイスキーがイギリス・ロンドンで開催されたIWSC(インターナショナルワインアンドスピリッツコンペティション)にて銀賞を受賞するなどの実績があります。

本当にこれからが楽しみです!

ちなみに、今年の『ウイスキートーク福岡』への参加が決定しております。セミナーにて詳しいお話が聞けますよ。

さらに!!店長が実際に「信州マルス蒸留所」にお邪魔して製造に立ち会うことになりました!その模様も後日改めてご紹介いたします。(まだ先の話ですが・・・)

お楽しみに!!

2012年2月4日土曜日

今年も『リカーセッション in おおいた 2012』が開催されます




すでにご存知の方も多いと思います。
毎年2月に開催されているNBA大分支部主催の『リカーセッション』が今年も開催されます。

2月26日(日)全労災「ソレイユ」にてpm3:30より開催されます。

今年のリカーセッションのテーマは『マニアック編』。お酒のプロを招いての「もっとお酒が好きになる」素敵なセミナーが1コマ90分で4講座の中から1つを選んで受講できます。





【classA】
日本酒講座 ~酒造りの熱い思いと時代にあった楽しみ方~
 講師:八鹿酒造㈱ 製造本部統括部長 大塚 正 氏

「日本酒」は、つくりの違い、飲用温度の違い、食との相性、蔵元毎のコンセプト等々、これらを選別することにより”好みの幅”が限りなく広がります。
創業148年の歴史を持つ八鹿酒造の酒造りの熱い想いと「清酒のウンチク」が聞けますよ。

【classB】
ベルギービール講座 ~万華鏡のようなビールの世界へ~
 講師:ベルギービール広報センター 
         代表 佐藤 ひとみ 氏

年々人気が高まっているベルギービールの魅力について詳しく紹介してくれます。
ベルギービールの分類や文化、代表ブランドの商品紹介と試飲ができます。ベルギービールの楽しみ方がわかりますよ。

【classC】
ジョニーウォーカー講座 ~この味わいがあなたの知識と経験を豊かにします~
 講師:キリン・ディアジオ㈱ マーケティング部 
          ブランドアンバサダー 西海枝 毅 氏

世界NO.1であり続けているスコッチブランド「ジョニーウォーカー」。モルトウイスキーの知識を深めた上でジョニーウォーカーならではのテイスティング手法で香りや味わいの魅力を体感できます。

【classD】
ブレンデッドウイスキー講座 ~ウイスキーづくりにかけたサントリーの想い
                       日本人の感性で至高のブレンデッドウイスキーを~
 講師:サントリー酒類㈱ 山崎蒸留所 
           品質担当ジェネラルマネージャー 木村 俊一 氏

サントリーウイスキーの最高峰「響」ブランドの多彩な味わいの魅力に迫ります。
これまであまり紹介されることのなかった「グレーン原酒」をはじめ、響を構成する様々な原酒の味わいの違いをテイスティング!多彩な原酒の造り分けやブレンドの秘密などを紹介します。



なんだかどれも魅力的でどの講座を受講しようか迷っちゃいますよね。
いずれの講座も定員50名様です。


セミナーの後は、存分にお酒の世界を楽しんでいただきましょう!「試飲会&メーカー・酒販店展示会」に突入します!
カクテルコーナーやチーズ・生ハム・オードブルのコーナーのほか、日本酒、ウイスキーなどの試飲コーナーを設けています。
当店もブースを出展いたします。店長がブースにおりますのでぜひお声かけ下さい。

目一杯お酒の世界を堪能できる機会です。かなり貴重な体験ができるはずですよ。
セミナーのみの受講なら3000円。セミナー受講と試飲会も含めたDAYチケットなら5000円。
かなりお得です。



ムフフ・・・

「どのセミナーを受けようかな?」などど浮かれていたら、その日はやむを得ず店に居残りとあいなりました。

トホホ・・・

参加された皆様、ぜひどんなお話が聞けたのかhanakoに教えてください。
お願いします。ペコリ!

ちょっとレアなボトルのサンプルをテイスティングしました

比較的寡作なアデルフィーのモルトサンプルを運よく入手!
店長とテイスティングしてみました。


店を閉めてからテイスティングしたため、少々くたびれており
やや集中力が怪しくなっておりましたのでご参考になるかどうか
若干怪しいところではございますが(汗)。
悪しからずご了承下さいますよう・・・・。



■ ブナハーブン 10yo

香り  レーズン、湿った土、木の香り、ドライフルーツ、ランシオ香が出始めている!

味   ドライ、タンニン強め、シェリーは強いがゴム、硫黄臭なし。
アフター第一印象では短め。ふっと消える。
アルコール度数が高いので口の中で初めは閉じている。
少し時間が経つとアフターにドライフルーツの味わいがある。
ウイスキー2に対して水1までの加水なら味わいがバランスよく保てる。
すっと一度ひいた後でアフターに甘みが出る。

●今はまだ閉じている印象。もうしばらくの時間が必要か。ポテンシャルは高い。





■ ラフロイグ 12yo

香り   店長は「スモーキーでもピーティーでもない。ちょっとエステル。タール、潮を感じる。 絶対ラフロイグだとは思わない。タリスカーっぽい。」 と言っておりましたが、少しおとなしめながらアイラの特徴はしっかりあるように感じる。スモーキーさがやや強いもののピーティーさもあり、しっかりヨウド香がする。

味    店長は「後味で初めてアイラと分かる。相当不思議なモルトという印象。アフターがスモーキー。最初はフルーツ、リンゴ、洋ナシ、それから少しずつ塩、最後に煙。アフターは完全にスモークと塩が支配している。」 しきりに「スモークサーモン食べた後みたいだ!!」といっておりました。

間はどこか青リンゴのニュアンスが口の中に広がる瞬間があり。
アタックと中間とフィニッシュで味わいが異なる。
 少し加水すると甘みが出る。アフター長め。スモークが強い。タンニンしっかり。


★ どちらもコストパフォーマンスが優れている。飛び抜けた秀逸さは乏しいものの価格とのバランスを考えると妥当なところか。寡作ではなかろうか。