2012年4月14日土曜日

リンクウッド10年 1996 プロヴェナンス 46.0°









外観:薄い黄金色、金色

香り:ウッディ、若干のバニラ、きんかんの皮、時間が経つと甘い香りが立ってくる

味:ほのかな甘み、バニラ、タンニン、シリアル

若いビンテージの割りにバランスがよくふくよかでかなりの秀作。

『BOTTLES』をお目通しいただきありがとうございます。

当店で作成しております洋酒の情報紙『BOTTLES』は、隔月で発行しています。
お得意様のほかインターネットや雑誌で拝見したBARに勝手に?!お送りしています。

今回は久しぶりに人気連載『BARノミカタ』が復活!
取材させていただいたのは大分市の『BAR CASK』。
大分のみならず全国的に知られた老舗BARのひとつ。それもそのはず、マスターは、日本バーテンダー協会会長の佐藤氏です。
後日「全国から見たよ!というお電話やFAX、メールをいただいたよ。ありがとう!」
というお礼のお言葉まで頂戴いたしました。
こちらこそお忙しい中、快く取材に応じてくださいましてありがとうございました。

店長の一生懸命さは酌んでくれる温かいお客様のお1人です。
「マスターのマティーニはやっぱり最高でした。」と店長が申しておりました。
味はもちろんのこと、マスターのカクテルを造る姿がよどみなく流れるようで、かつ凛とした佇まいで美しかったと。
大分においでの際はぜひ足を運んでみてください。きっと素敵な時間が過ごせるはずですから!

2012年4月1日日曜日

マッカラン12年1991 ハイスピリッツ メモリーズ 46°



外観:色は薄い。シャンパンゴールド、シャルドネ系の白ワインくらいの色味。

香り:新し目の樽香、バニラ香、メントール、モルティ、麦芽感がある。

味:実際のアルコール度数以上にアルコールを感じる。
  刺すような刺激があるものの優しい甘さがある。粉砂糖。
  シリアルに若干のナッツ。アニスのニュアンスも。
  アフターはややビター。


バーボン樽で熟成されたドライでスパイシーなタイプ。
もし、酒屋さんで目にしたときは手に入れておいて間違いありません。
バーで見かけたときは一度はオーダーしてみてくださいね。
ハイスピリッツなだけありますから!

マッカラン17年1989 ブルームス・バリー 46°



色:明るめの小麦色

香り:ドライなシェリー、濃厚なグラッパ、カラメル、メープルシロップ、ウッディ、ちょっとスモーキー。
   ドライフルーツの香りが強くなる。柑橘系の香りも。

味:シェリー樽の効いた王道マッカランに近い味わい。
   ベタっとした甘さのようなものがなく、どちらかというとドライ。 
      アーモンドの皮、タンニン、三温糖。

時間が経つと若干甘味が増す。

シェリー樽熟成のマッカンラン好きにはたまらない一本か。
アフターが長く優しく続く。


後で調べたところによると、資料では『カスクタイプのマルサラ・ワインフィニッシュ。』だそうで、「ホグスヘッド樽での熟成の後、シチリアのマルサラワインのカスクでフィニッシュ」しているボトル。
「アレっ?!シェリーじゃないの?」という気もしつつ「ひっかかってたのはそれでか。」という思いもしつつ。
まだまだ修行が足りないようです。
フィニッシュ物が苦手な方でも存分に楽しんでいただけるタイプに仕上がっていると思います。
ぜひだまされたと思ってお試しあれ!